MENU
コラム

結局髪を傷ませているのは美容師です

ishikawa

[temp id=5][temp id=3]

 

イシカワ
イシカワ
髪の傷む原因の根源は結局美容師が全て作っています。薬剤を使うのも美容師、アイロンを使って熱で傷ませているのも美容師です。あと他にもカットでも傷みます。

髪の傷みを気にしない人はいない人はいないと思います。だけど髪の色を変えるのにカラーはしたい、雰囲気変えたい、動きを出したくてパーマもしたい、クセが気になるし扱いやすい髪にしたくて縮毛矯正をしたい。なんなら酸熱トリートメントを失敗したらトリートメントなのに余計に傷むし最悪ビビる。

カットなんかもセニングシザーでザクザクにカットしてスカスカになれば傷むし短い毛がピンピンして収まりの悪い髪になります。

レザーカットでもクセや毛流を意識しないでカットするとただ膨らむだけのヘアスタイルになりかねない。

言い始めたらシャンプーでも髪は傷みますし、一昔前のトリートメントで髪は傷む…のフレーズ

ダメージを気にしている人は100%なのにね。

Contents

『ダメージ』の境界線

傷みは悪いこと?

絶対に傷ませたくなかったら何もしないしかないです。

シャンプーでも傷みますからね。

傷み、ダメージが悪いというかダメージが強過ぎて髪にクシが通らなくて毛玉みたいになってしまうのは悪ですが、ダメージがあっても綺麗に見えて色の美しい髪の毛だったら?パサパサでうねりの強い髪を縮毛矯正してサラサラストレートになれたら、たぶん傷みは気にならないのでは?と思います。傷みすぎていたらサラサラにはなりませんよね。

ダメージ=悪い

ではなく

許容範囲以内のダメージ=髪を綺麗に扱えること

 

ならある程度のダメージは受け入れつつ髪を綺麗に保つことはできるはずです。

全部傷みます

カラーでも傷みます

縮毛矯正でも傷みます

パーマでも傷みます

髪質改善も(場合によって)傷みます

でも全てがで手に負えないようなダメージしているわけではありません。

でもこのダメージは美容院のメニューです。なので知識と技術がとっても必要です。

全部劇薬を使うものなので安易に使えるものなんかありません。

結果、手に負えないようなダメージでお客様を悲しい思いをしているのが現実です。

カットでも傷む?

切り方次第で

カットの手法というものは無限にあると思います。

(海外のやつで火をつけてカットしているものもあるし)

道具次第で色々な手法があります。

自分はハサミしか使いません。レザーも時々使いますがほぼ使いません。

普通のハサミとセニングシザー(梳きバサミ)

ベースカットようのハサミは刃がギザギザになっていて髪が逃げないような刃でスパスパ切れるから髪が痛みにくいハサミです。

すきバサミは1回ハサむと50%の量が取れてしまうので本当に気をつけないと毛束がスカスカになりやすいです。もう使い慣れたのでこのハサミが毛量調節に使用するときのはとんどですがこのハサミをメインに使っている人はいないといつもお世話になっているハサミの会社の方は笑っていました。。。

使用する道具は使い込んで自分のモノにすことが大切だと思います。

 

レザーカットもしていた時はありますがどうしても切りすぎてしまうクセがあるのでレザーは使わなくなりました。

カットもやり方次第ではとってもダメージに直結してしまいます。

1番わかりやすいのは削ぎすぎてしまうこと。

毛束の根元からスカスカ状態にしてしまい短い毛ができてしまいその短くなった髪が伸びないとまとまらなくなるという負の連鎖になります。

しかも無理にカットしていると髪の重なりがなくなっているので傷みやすく、、傷みます。

同じ箇所を何度も梳きバサミを使うと髪がパサパサになります。

「削ぎ『セニングシザー』」が悪いと思っていた時期も

 

カットにのめり込んでいるときは時期にセニングシザーを使わずにシザーのみでカットしている時期がありました。

セニングシザーを使っていると髪が傷んでしまうと思っていてのでハサミのみ、時間がかかってしまうのでよく先輩に怒られていましたw

当時はお客様のためにいいことをしていると思って時間がかかっても仕方のないことだと思いながらやっていました。完全な自分の勉強不足ですが時間内に仕事をすることも大切なことですから。

今となっては生産性を無視してできる仕事はありません。

しかもカットをしていることで髪に負担があるのでどんなやり方をしても一定の負荷はかかります。シザーでもセニングシザーでも。もちろんレザーでも、どんな道具を使ってもやり方次第です。

 

スカスカ、パサパサの場所に薬剤をつけると…

カットでも髪の毛に負荷をかけて、そこに薬剤をつけるなんてすれば。。。

たぶん、最悪の結果が想定できますね。。。

カラーやパーマ、縮毛矯正をするとなると元となるカットに傷ませない技術が必須になります。

 

ブリーチとか縮毛矯正とか

SNSを見ているとやれブリーチが傷まないや縮毛矯正が傷まないなどというワードを見かけます。

そんなことないだろ?と思うのは自分だけではないはず。ノンダメージとかダメージレスとかそんな表現していいのか?と思ってしまいます。

そんな投稿見たりしたらお客様がブリーチや縮毛矯正しても傷まない?と勘違いしてしまいそうな文章ですよ。

そういうところでお客様と美容師側で価値観の相互が生まれてしまい最悪ビビリなんかの事故に繋がるものなんだと思います。

結局どんな施術をしても傷む、ダメージすることになるので髪にリスクあることは事前に説明が必要ですね。

こちらの記事も参考に

https://kuniyuki-ishikawa.com/archives/2728

もしも傷んでしまったら……

……髪……傷んだ……

どんな上手い美容師でも、どれだけ器用な美容師も絶対に経験のあることかと思います。

お客様の髪を傷ませてしまったこと…

もちろんよくないことです、でも誰でも経験のあることかと思います。

よくないことはそれがわかっていてもそのままにしてしまったり、その後にどんなことが必要かを伝えたりのアフターケアをしないことかと思います。

この記事を書こうと思ったのもきっかけはそんな相談を受けたからです。

髪がかなり傷んでご自分ではお手入れができない、傷みすぎたことは美容師なら絶対わかるはずです。

お客様が鏡を見て分かっているのになんの反応もなかったのは辛かったと思います。

何かあってもその後に誠意を持って伝えることがプロの美容師なんだと思います。

ましてや髪が傷んでしまった方が美容師で同業者でだったら。。。

 

髪は傷むと治りません

髪の毛は死滅細胞なので一度傷むと元には戻らないんです。

(爪と同じ性質ですね)

このワードはもう呪文のように聴きなれてしまっているかもしれませんね。

トリートメントも「治る」ではなくて「扱いやすくなる」というのが正しい表現になります。

ダメージ=悪い

ではなく

許容範囲以内のダメージ=髪を綺麗に扱えること

髪を自分を好みにするにはダメージとうまく付き合っていくことが重要なのかと思います。

 

 

ABOUT ME
記事URLをコピーしました